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育毛効果がプロペシアの1.6倍!アボダート

アボダートは、イギリスのロンドンに本社が所在している世界有数の製薬メーカーGlaxoSmithKlineplcが提供している内服薬で、有効成分デュタステリドの作用により悪玉男性ホルモン5α-reductaseの酵素活性を阻害します。
これにより、この還元酵素が生産に関わっているDHTの生成が阻害されるので、この物質が原因で発祥する症状が改善されることになります。
具体的には、中年以降の多くの男性が悩んでいる前立腺肥大症と男性型脱毛症(AGA)です。

なお、このように5α-reductaseにアプローチしてDHTの生産を抑制するという仕組みは、飲む育毛剤として知られているAGA治療薬のプロペシアと共通しています。
ただし、プロペシアが前立腺及び生え際から頭頂部にかけての毛根内部に存在している5α-reductaseの2型にのみ作用するのに対して、アボダートは皮脂腺に存在している2型の活性も阻害します。

このために、より強力にDHTの生産を抑止するので、アボダートによる育毛効果はプロペシアの1.6倍になることから「飲む発毛剤」などといわれており、薄毛に悩んでいる人にとっては非常に頼りになる存在です。
特に、側頭部や後頭部まで薄毛になっているような場合は、アボダートを服用することで状況が一変するかもしれません。

これらの部分には2型5α-reductaseは存在していないので、この還元酵素が原因で薄毛が進行しているわけではないという推測が可能となるからです。
また、他の部分も同様の原因で薄毛になっているとすると、2型以外の5α-reductaseの活性を阻害するアボダートを服用することにより、根本的な問題が改善される可能性が出てくることになります。

このために、耳の上や首のすぐ上など薄毛になりにくい部分まで薄くなってしまっている人や、プロペシアを服用しても効果が得られなかったような人にはアボダートは特におすすめです。

2009年に日本でも厚生労働省が認可

アボダートの主成分デュタステリドは、提供元のGlaxoSmithKlineplcが開発したもので、1996年に特許を取得します。
そして、2001年に前立腺肥大症の治療薬とし導入したのが始まりであり、アボダートとはこの時の商品名です。

その後、2009年には日本でも前立腺肥大症の治療薬として承認されますが、この時にはアボルブという名前が付けられています。
2015年にはザガーロという名前でAGA治療薬としても認可されることになります。
ちなみに、これらアボダート・アボルブ・ザガーロは全てGlaxoSmithKlineplcが提供している医薬品で、いずれも主成分はデュタステリドを配合しています。

なお、これらのデュタステリド系の医薬品はアメリカやヨーロッパではあくまでも前立腺肥大症の治療に使用されており、AGA治療で利用しているのは日本を含み2ヵ国だけです。
だからといって信用できないというわけではなく、皮膚科学における国内最大の社団法人である日本皮膚科学会が作成した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、男性型脱毛症に対してはデュタステリド内服を行うよう強く勧めるとして最高ランクのAに分類されています。

このAというランクをデュタステリド以外で受けたのは、育毛剤よりワンランク上の発毛剤に配合されている成分とプロペシアの主成分フィナステリドのみで、有効性を示す良質なエビデンスがなければなりません。
ちなみに、デュタステリドの場合の根拠は4,950名を対象としたシステマティックレビューとフィナステリド1mg/日と比較した917名によるランダム化比較試験などで、いずれも顕著な効果を示しています。